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2019

新体制になって vol.18 田畑慶一郎

こんにちは!
主将を務めさせていただきます3回生スナイプクルーの田畑です。
第1回ブログリレー「新体制になって」もようやく最後の僕まで回ってきました!
書きたい事は沢山ありましたが、先に後輩や同期がうまくまとめてくれたので、僕はこれまでの経験とこれからについて記したいと思います。
少し長いですがお付き合いください。

僕が新体制になって考えた事、それは「リーダーとは何なのか?」についてです。

僕は小さな頃から集団のリーダーと言われる立場に位置する事が多く、中学の部活動では主将、高校の部活動では副主将とチームを引っ張ってきました。
しかし、この2度のチームの引っ張り方には大きな違いがあったと感じています。

中学では相手チームにダブルスコアやトリプルスコアがつけられるほどの弱小チームの主将であり、チームでは自分が1番上手だと思っていたので、同期や後輩に対して常に上から目線、いわば天狗状態でした。

当時はそれが主将のあるべき姿であると思っていたのです。

しかし、高校に入り県内では強豪と言われるチームに入部し、僕の天狗の鼻はことごとく簡単に折られることになります。

身体能力や技術、僕は全てにおいて周りと比べ劣っていました。

そんな中、監督から副主将に任命されたのです。
その時は正直何で俺が?できるわけがないと思いました。

しかし、選んでいただいたからにはやるしかありません。

まずは上手くなって、天狗の鼻をもう一度復活させてやろうと考えました。

それからは練習に対してはそれまで以上に本気で取り組んだものの、当然周りの選手も同量の練習をこなすため、結果としていくら自主練を頑張っても周りとの技術の差を埋めることはできませんでした。
しかし、いろいろなことに試行錯誤し、自分のあるべき姿を模索し続けていた中、いつの間にか後輩や同期が僕についてきてくれるようになっていたのです。

そして僕は考えました。「リーダーとは何なのか」と、、

それまではプレーで引っ張れる人(俺についてこいキャラ)が主将や副主将になるべきであると考えていました。

たしかに強いチームにはプレーで引っ張れるリーダー的存在は必要です。

しかし、中学の自分のように偉そうにすることが
リーダーではない。下手であっても一生懸命頑張っていればその姿を見てついてきてくれる同期や後輩が必ずいるということ。

必ずしもプレーで引っ張れるだけがリーダーではないという事に、この時初めて気づかされました。

そして、大学でも主将に選んでもらいリーダーとは何なのかについて再び考えさせられました。
僕の考える主将の役目、それはインカレ本戦で総合入賞という目標を達成し、強い産大を後輩達に引き継ぐということ。

強い産大になるためには、監督をはじめ、コーチ、選手、マネージャーがONE TEAMになって戦わなければいけません。(流行に乗ってみました。)
特に、1つ上の先輩方は強い産大を復活させるための礎を築いてくれました。

その思いも僕たちは後輩に繋がなければならない。
このブログリレーも小さな事ですが繫ぐということを意識するためにはじめました。

そして、この目標を達成するためには当然、自分自身も結果を出してチームに貢献しなければいけません。

チームスローガンでもある「すべては勝つために」今何ができるのか、今行っている事は本当に勝つためにつながるのかなどを常に考えて1年間行動していきたいです。

さらに、クルーであるため自分で舵は握っていないものの最高学年であるという自覚と責任感を持ち、自分が引っ張っていく気持ちでいます。

ヨットで前を走るために大事な事、それはペアを信じること。
「1人の力が10だとしても
 ペアとたせば20になる。
 ペアとかければ100になる。
 かけられるくらいペアと助け合い、信じ合え」

これは僕の好きな言葉です。この言葉のようにペアを助け、信じて、ペアに信頼してもらえるクルーになってみせます。

そして、インカレ本戦では常に100の力を出せるようにこれから1年間本気で練習に励みます!!
最後になりますが、大学をはじめ、OB OGの諸先輩方、保護者の皆様、京都産業大学体育会ヨット部関係者の皆様のご支援、ご声援があるからこそこうして私たちはヨットに携わることができています。
部員一同感謝の気持ちを忘れずこれから1年精進して参ります。

これからもご支援、ご声援の程よろしくお願い申し上げます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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Comment

感銘を受けました。

  • 柳 進一郎
  • 2019-12-27 18:18
  • edit
田畑主将 初めまして、私は96年卒で今度監督される松原さんと同期の柳です。ブログ拝見しました。チームへの熱い気持ちが非常に伝わりました。
主将はプレッシャーもあり、大変な立場ですが、人間的に成長するチャンスかと思います。主将の理想像は様々あると思いますが、私は誰よりも自分に厳しく行動し、チームの雰囲気をいつも前向きな状態にすることが大切かなと思います。なかなか艇庫にいけませんが、応援しています!

無題

今年の産大ヨット部は、現状で強いとは言えない。このことは、部員全員が理解していると思います。見返してやろう、何としても勝ち取ってやろうという気持ちは、最上回生を中心に非常に強く感じます。
自分の今の状況を把握している人、情熱を持っている人は、成長の伸びしろが大きいです。
今年の京産大ヨット部が、必ず目標を達成できると強く思えるのは、そういうところだと思います。

最上回生になれば、部の中での責任や今後の人生の選択と決心を迫られることが多くあります。まして、主将となるとプレッシャーは、より大きくなります。
決心は、まわりの大人がきめることではなく、自分の意思で決めなければいけません。周りの大人は、だれも先のことはわからないので、まわりからは助言はできるが、君らの人生の責任をもてる人ではないからです。
田畑は強い主将でなくていいと思っています。常に正確な状況判断で部を導ける存在であると思っています。しんどい時つらい時はあるでしょうが、同じ気持ちになれる同期や、君らの行動を支えてくれる後輩たちが、決心、決断の後押しをしてくれるでしょう。
今年の京産大ヨット部は、これから強いチームになれる要素が詰まっています。
今年一年、みんなで目標を達成できるように頑張って行きましょう。
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